2017年5月21日日曜日

荒島岳(1523.5m)


 
 福井県大野市の東南に位置する山で、日本百名山の一つになっている。白山を開山した泰澄大師の開山によるとされ、山頂には荒島大権現奥の院の祠がある。登山コースは中出(ナカイデ)コース、佐開(サビラキ)コース、勝原(カドハラ)コースの三つがある。今回は中出コースの5月下旬のご案内。

 福井市内から国道158号線で大野市内へ、さらに岐阜方向へ抜ける途中の中休の交差点を右折する。間もなく左手に荒島岳の案内板がある。いいのかなと思いながら中出集落の民家の間を抜ける道を進むと車1台がやっと通れる舗装道路が続く。やがて左手に広い舗装された駐車場が現れる。トイレと登山届を提出する建物も併設されている。



 駐車場を7:40に発。( )内は出発後の時間。引き続き舗装された狭い道路を上に向かって歩く。やがて左に中出コースを示す道標が出るので左折(0:06)。この付近にも車が5台ほど停められるスペースはあるが、左折してからの道路は造林関係者の専用道路になっているので一般車両は乗り入れ禁止だ。左に杉林を見ながら道路を進む。四差路のような場所にでるがメインの道路をゆるく左に曲がる道をとる。更に進むと二股に分かれるが右手、さらに二股に分かれる道を左手に行くと間もなく右手に登山口が現れる(0:28)。約30分近く林道を歩くことになる。
  登山道に入り杉林の中を登ると間もなく再び林道に出る(0:34)。すぐ目の前にある登山口に入る。すぐに林道に出る(0:37)。目の前にある登山口を登る・・・要するに林道をショートカットするように登山道が付けられている。実は今回は別々の二人の先行者がいて、彼らの後をついつい着いていってしまったのだが、数年前来た時に歩いたことない林道を歩いていることに途中で気が付いた。しかし、今更あとに引き返せないので林道を進むと右手に登山口が現れる(0:50)。
 その直ぐ近くには、やはり下り用の登山道があった。谷筋に付けられた登山道を登ってくるルートだ。
登山口を入ると狭い谷筋に付けられた登山道をひたすら登る。登りきった辺りに「おおこば展望台」という看板が木にぶらさがっている(1:14)。
 いつの間にか杉林からブナの林に代わる。五月下旬は新緑が美しい。

 小荒島岳に続くピークを巻く道を行くとやがて「向坂」と小さな標柱のある急坂にかかる(1:21)。ぶな林が美しい「ひえ畑」(1:36)を過ぎると、小荒島岳の手前の急坂「とやのおとし」を登る(1:42)。やがて、小荒島岳への分岐が出てくる(1:51)。ここから小荒島岳へは2分程度で登れる。
山頂の標高は1186mで、山頂からは荒島岳が大きく見えるが、遠くに見えていて、まだ先の長さを感じさせる。北に目を移すと残雪の白山連峰が見える。
 小荒島岳からは一旦下る。下った先には広い稜線にあるブナ林の中に付けられた登山道を歩く。さほど高低差を感じられないので、この山の登山道の中では一番の安らぎの場かもしれない。

 ちなみに私は数年前、残雪期のこの場所で広い稜線がゆえに迷ってしまい、慌てた経験がある。やがて勝原コースとの合流「しゃくなげ平」に着く(2:13)。
ここで捕食の小休憩をとる(4分間)。合流点を出発する(2:17)と一気に下る。途中に佐開コースとの合流点がある。下りきったところから徐々に登りが始まり出す。転落死も多いとの看板もつけられている。このコースの最も急な部分で「もちがかべ」という(2:26)。
階段や鎖、ヒモが取り付けてあり、慎重に登れば大丈夫だ。むしろ下りの方が危険だろう。この区間ではポールは、むしろ邪魔である。両手と両足をうまく使って登る方が安全だ。
 登り切ったところ(2:54)で正面に荒島岳が見えるが、なんだかまだ遠く感じるので少しがっくりする人もいるかもしれない。
 木の枝に表示された「前荒島(1415m)」(2:57)を過ぎると、次に立ちはだかるのが「中荒島岳(1420m)」手前の急坂。ここまではなんやかやと急坂があると思っておいた方がよい。中荒島岳に着くと(3:01)、ここからは比較的ゆったりとした登りになるが、ここまでの急坂で疲れ切ってしまった人にとっては最後の辛い登りになるだろう。笹の原に付けられた道を我慢して登り続けると荒島岳の山頂に着く(3:16)。

山頂は広く、そこからは360度の景色が広がるが、やはり白山連峰が一番目立つ。十分に体を休ませたあと、帰りは来た道を戻る。
11:56山頂発⇒しゃくなげ平(0:42)⇒小荒島岳分岐(0:57)⇒途中林道を通らず本来の登山道を下山(1:37)⇒駐車場(2:10)。

  所要時間 往:3時間16分  復:2時間10分

 

 行程が長く、要所要所で急坂が待っているので、ある程度体力を付けてから登りたい山という印象がある。

 

【残雪期】
4月末~5月初め付近は残雪も多く、様相は一変する。

1.しゃくなげ平付近の広い稜線:登山道は雪の下、迷わぬように歩きたい。



2.もちがかべ付近の残雪:右端部分がもちがかべへの斜面につながる。






3.山頂の残雪:当時はまだ山頂の標柱がなかった。



0 件のコメント:

コメントを投稿

城ケ平山(446m)、峠山(477m)、ハゲ山(465m)

    いずれも富山市上市町にある山になる。標高こそ400m台と低いが、初冬には良い雪山歩きの道になる。城ケ平山山頂は別名、茗荷谷山(みょうがだにやま)といい、その昔、茗荷谷城があったとされている。山頂は開けて広く富山平野を一望できる。今回の紹介は12月中旬に城ケ平山ま...