2017年6月24日土曜日

中山(1255m)




  剱岳の展望台のような山である。剱岳の早月尾根コースの登山口がある馬場島の手前にある馬場島橋の手前、右手に未舗装の駐車場がある。そこが満車ならば橋を渡って左側にある舗装された駐車場を利用しよう。

 登山口を出発(9:18)。



立山川と白萩川の川の音を聞きながらジグザグに登る。2分で階段状のハシゴを通過、さらにジグザグに一気に高度を稼いでいく。見通しは必ずしもよくないが、時々、木々の隙間から遠景が見える。道は一旦平坦になり(9:24)、正面に中山山頂付近が見えるが、まだ登り始めたばかりだ。

再び山頂から延びる稜線へのジグザクの急登が始まる(9:27)。登山道の脇に、幹に大きなホコラのある杉の大木が現われる(9:45)。

  道はさらにジグザグに登る。谷側に大きな倒木のある場所を通過(10:01)。まるでガードレールのように横たわっている。何故か周囲に木々の無い小さな広場のような場所を過ぎる(10:03)。やがて標高1100mの看板がぶら下がっている場所を通過(10:06)。まもなく立山杉の巨木が並ぶ山頂への稜線に出る(10:09)。五本杉ノ平と呼ばれる場所だ。

稜線に出たら左折する。ここからは急登という急登はなく穏やかな登りとなる。登り下りを二つ終えると、後はひたすらダラダラとした長い登りになる。やがて二本の杉の木立の間を抜けると山頂に着く(10:23)。 山頂は広く、中央には太く古い枯れ、途中で折れた木の幹がある。

 山頂からは剱岳が真正面に見える。まさに剱岳の展望台である(下記写真は残雪期)

 下りは来た道を帰っても良いが、クズバ山側にある東小糸谷ルートをたどる(10:31)。道は一気に下って行く。5月半ばだと季節にもよるが雪で埋まっている場所でもある(写真は山の会と同行した残雪期のもの)。
  やがて、クズバ山へ行く道との分岐に着く(10:42)。ここからクズバ山山頂までは2時間10分との表示板がかかっている。さらにぐんぐんと高度を下げて行く。やがて右下の谷から水音が聞こえだす。登山道は東小糸谷を流れる小川に向かって下がって行く。やがて小川を渡る丸木製の橋に到着する(10:57)。




しばらく手を付けているとかじかむ位に冷たい。この橋は冬場は撤去され、残雪が無くなった頃に復活する。5月半ばで残雪がある時期は短いが渡渉することになる。
流れの右岸を下ると再び橋が出てくる(11:04)。左岸を下って直ぐに3番目の橋を渡る(11:05)。あとは右岸をひたすら下って行くと広い立山川の河原に出る(11:08)。
ここからは立山川にかかる北陸電力の作業橋を渡り、舗装された道路を登山口までひたすら歩く。途中、剱岳への登山口や馬場島山荘の前を通る。約20分も歩くと馬場島橋手前の登山口着く(11:26)

   所要時間 往:1時間05分 復:0時間55分

2017年6月17日土曜日

駒ヶ岳(1487.4m)


 

 駒ヶ岳と言う名の山は日本各地にあるが、今回紹介する山は新潟県糸魚川市にある山である。富山県にも駒ヶ岳があるため、富山県人は糸魚川周辺が頸城(クビキ)地方とも呼ばれるため、頸城駒ヶ岳と呼んで区別する場合もある。

 登山コースは根知谷コースと山海コースの2つあるが、今回は根知谷コースの6月中旬のご紹介。この日は前日から仕事がらみで糸魚川のビジネスホテル泊まり。部屋の窓は山側。初日はガスがかかり一切山は見えず。翌朝6時、雲のほとんどない晴天。駒ヶ岳を含む頸城の山々がはっきり見えている。よーしというやる気満々となる。しかし、ホテルで朝食を済ませて8時前にホテルを出た頃には山々にはガスがかかっていた。今回はコースタイムを計りブログに載せることが目的であり、体力づくりが目的なので意を決して登ることにする。

糸魚川市内をシーサイドバレースキー場へ向かって車を走らせ、スキー場の駐車場の前の道を更に進むと雨飾温泉への道標に導かれるまま山寺橋を渡る。渡って直ぐに右折して道なりに進む。しばらく車を走らせると左手に駒ヶ岳登山口の表示が出て来るので左折する。道なりにぐんぐん標高を上げながら狭い林道を走ると右手に駒ヶ岳登山口の表示のある十字路が出てくる。右折してさらに狭くなった林道の急傾斜をぐんぐん登る。左手に車が数台止められるスペースが出てくる。ここで止めてもよいし、更に上に上がり登山口を正面に見て左折した先にある駐車場に停めてもよい。そこには簡易トイレや作業用小屋がある。少し奥に行ったところにも車は停められるし、手前の林道は幅広いので片側なら駐車も可能だ。しかし、今朝はまだ車はない。地元の人達は景色が見えないような日には敢えて登らないのかもしれない。以下、遠景写真は2年前の写真からのピックアップ。

 登山口を出発(8:31)。山頂までは180分とある。

しばらく薄暗い森の中につけられた登山道を歩いていると、やがて開けた場所に出て遠くに駒ヶ岳が見える(8:37)。まだ先が長いと感じさせる場所だが、歩き始めてまだ10分程度だから当然。

 再び森の中に入るとやがて「駒清水」という湧き水の出ている場所につく(8:50)。山頂まで150分とある。この時間はゆっくりと登山する際の目安になるので利用すれば良いだろう。



 ここから先は次第に急登になってくる。ロープも適宜張ってある。やがてハシゴとその先に登山道を塞ぐような大岩が出てくる(9:03)。右側は谷となっている。大岩の左側を登るが、ここからが急登の連続になるので、ストックを持っている人は出来るだけ短めにして対応した方がよいだろう。

 15分程度、注意と我慢の急な登りを続けると少し傾斜が緩やかになる。さらに進むと苔むした大きな岩の間を通る(9:28)。まもなく目の前にコンクリートに小さな岩をいくつも埋め込んだような大岩が現われる(9:30)



 その大岩をすぎると水の流れる音が急に聞こえだす。まもなくせせらぎが現われる。そこを「島滝沢」と呼ぶ(9:33)。何故、このような場所に小川が流れているのかと不思議に感じる場所だ。進むにつれて周囲に大きな岩が目立つようになる。そして、目の前に駒ヶ岳の岩壁が突然現れる(9:42)。




 岩壁の直下で、迫力満点の場所である。登山道はこの岩壁の直下を横切るように急登する。これまで岩が崩れて事故があったという話は聞いていないが、できるだけ早めに通り過ぎたい場所だ。

 草地の中の道は意外と急で次第に岩壁に近づいて行く。ロープもあるので適宜利用して登ると良いだろう。途中、二か所ハシゴが掛けられている(9:49)は、横切るコースの中では最も狭い部分なので慎重に通りたい。やがて「バンド」と名付けられた岩壁がせり出し、その下をくぐるような場所にでる(9:52)




バンドの中も意外と急傾斜になっているが、ロープも張られているし、土嚢も置かれて歩きやすいように工夫されている。バンド内は見物をしないのなら6分程度で通過(9:55)。その先がまた急登になる。ハシゴが出てくる(10:01)と岩壁直下からはお別れとなる。結局、岩壁直下の横断には約20分前後を要する。
ハシゴを乗り越すと直ぐに大した量ではないが、せせらぎが出てくる。最後の水場になるが、ここも何故にこんな所にと不思議に思うばかりである。せせらぎの目の前に急登が控えている(10:02)。ここにもロープが備え付けられているので、じっくり我慢の登りだ。登りきると「すくみのテラス」という場所にでる(10:05)。右手に少し下ると直下に足がすくむ怖ろしい風景が広がっている(人によってだが)




山頂へは左手に道をとる。ここも右手に谷を感じながらの急登になる。やがて谷から森の中へと道は続くようになる(10:12)。緩急入りまじった、結局、急登の多い森の中の道を進むうちに傾斜が次第に緩くなってくる(10:24)。これまで酷使した脚の筋肉のクールダウンも兼ねながら、ゆっくり登るのも良いだろう。新緑のブナの林の中を歩く。駒ヶ岳の山頂付近は荒々しい岩壁とはうって変って、普通の山風景となる。ただ6月中旬にも関わらず、所どころ、雪が登山道を埋めていた。さらに昨年の落ち葉も登山道を埋めているので、リボンやペンキ跡などを確認しながら歩く

やがて山海コースとの合流点に着く(10:41)と、すぐに山頂に着く(10:41)。今回は土曜日というのに結局一人きりだった。




  今回はガスってなにも周囲が見えなかったが、真正面には雨飾山「写真」、その他、焼山、火打山なども見える。




 下りは、人によっては登りで使った脚の筋肉の疲労もかなりあるだろうから、慎重に下りたい。急登は当然、下りも急になるので、ストックは片付けて手とロープに頼った方が良いかもしれない。

 今回、下りの山頂近くで若い夫婦?連れに会った。土曜日なのに誰も登っていないという話題になる。彼らは福井県から来ていた。結局、地元の人たちは今日の山の様子をみて登山するかどうかを判断するのだろう。県外者はせっかくきたのだからと登る・・・それにしても晴れの天気予報なのに県外者の登山者が我々二組だったのも不思議だ。
  下の写真は登山口へ続く林道の途中から見た駒ケ岳の岩壁。緑の太い線が登山道で、あの岩壁の下を横断したと思うとぞっとする。




 所要時間:往:2時間10分、復:1時間30分。

2017年6月11日日曜日

二上山(274m)と大師ケ岳(254m)


二上山(274m)は富山県高岡市にある山で、古来、万葉集にも歌われた山でもある。その山頂までは万葉ラインという自動車道を利用して車で行くことができる。しかし、下から時間をかけて登るコースもいくつか用意されている。今回は城光寺運動公園にある登山口から登った。

登山口は城光寺の競技場のトイレ近くにあるが、とても分かりにくい場所だ。えーここ?という所を少し登ると階段が設定されているので、ここで良かったのだと安心できる。


9:20に登山口に入る。しばらくは緩やかな尾根伝いの登山道を登る。15分程度歩くと広い登山道と合流する。これが主となる登山道だと分かる。右に折れて広く整備された道をひたすら登ると舗装道路に出る。道路向こうにある階段を登り切ると四阿に出る。そこからやや下ると再び道路に出る。駐車場の端にはエコトイレが用意されている。舗装道路は万葉ラインとT字路を形成する。道路向かいの階段を登ると大友家持像が立っている。

そこを横切り更に上に登ると二上山山頂に出る。9:56であった。年齢の割には少し早目のペースで約36分というところ。


山頂を通り過ぎると下りになる。ぐっと高度を下げると再び万葉ラインの舗装道路にでる。しばし舗装道路を歩いていくと左に大師ケ岳(254m)への登山道が現われる。前方左上方には何年も前に経営破たんして朽ち果てたレストランが草木に埋もれて見える。登山道を進むとその廃レストランを右下に見る。朽ちた鉄製の展望台らしき横をやり過ごし10分程度進むと大師ケ岳と万葉ラインとの分岐に出る。城光寺の登山口から出発してから55分ほど。

大師ケ岳方向へ足を運ぶと竹林の中を一気に下る道が出てくる。しばらくは薄暗い竹林の尾根道を辿る。雨の後だと足をとられるような道なので気をつけたい。やがて竹林が開けて四阿に登りきると雨晴海岸が見える。先ほどの分岐から10分程度だ。ここからの下りも取り付きがないので雨上がりには気をつけよう。さらに竹林に入る。

大師ケ岳へは基本的に竹林の中を歩くと思っておいた方がよい。軽い登りを繰り返し再び万葉ラインと大師ケ岳への分岐が出てくる。左に折れて急坂を5分ほど我慢して登ると山頂の展望台に着く。周囲に大師ケ岳山頂の道標はないが山頂と直ぐに分かる。城光寺競技場の登山口から1時間15分である。



右手には雨晴海岸方面に下る道が続く。展望台に登ると雨晴海岸越しの富山湾が一望できる。帰りは来た道を戻る。約1時間10分で、行きも帰りもあまり時間は変わりがない山行である。

2017年6月9日金曜日

大品山(1420m)と瀬戸蔵山(1320m)

 
 戦国時代、富山藩主佐々成政が数百万両の軍用金を埋めたという伝説のある鍬崎山(2089.7m)から富山県でも有数のスキー場、立山山麓スキー場の山頂付近までの稜線上にある山が大品山であり、瀬戸蔵山である。富山市内からみると鍬崎山の前衛になり同定がしづらい。
 2017年冬までは立山山麓スキー場にあるゴンドラの山頂駅から稜線伝いに行けた山々だったが、この冬、ゴンドラの支柱に不具合が見つかり、今年の通年運転は見合わせ、来年以降もひょっとしたらゴンドラ自体も中止になってしまうのではないかという噂すらある。気軽に鍬崎山にアプローチが出来なくなってしまう。
 ゴンドラが利用できない以上、この山稜へのアプローチは限定される。今回は3つある立山山麓スキー場で最も瀬戸蔵山に近い粟巣野スキー場から登ることにした。今回のデータは6月上旬。
 9:02粟巣野スキー場駐車場を出発。駐車場の右端にある道を登る。第一リフトの終点の先に登山道口がある。
龍神(タツガミ)の滝までは木くずなどが道に撒かれており、クッション替わり、滑り止めにもなっている。登山口を登ると直ぐに左へと道をとる。スキー場の傍を登る感じである。やがて157段の階段を登りきると右手下方に百間滑滝の橋が見える。下って行くと橋の上から滑滝の風景が眺められる(9:17)。写真は滑滝にかかる橋。
橋を渡り、川に沿って上流へと登る。やがて龍神の滝の標柱が出て来るが、6月は木々が繁茂して見通しが悪い。もう少し先の展望台のベンチからの眺めが良い(9:33)。
ここからは川から離れて山に入る。すぐに龍神の杉など奇妙な形の杉を見られるコースとそうでないコースに分かれる分岐にでる(9:35)が、どちらを選んでも時間的には大差はない。杉の巨木を見ている分、右手のコースは時間がかかるかもしれない。合流点(9:37)を過ぎると森の中に付けられた登山道をある時は急な階段、ある時は水平道を行くが、次第に急登が続くようになる。
 やがて3つのテーブルとベンチが設置された広場に着く(9:56)。空間は確保されているが6月では見通しは悪い。
 そこを過ぎると間もなく、斜面が崩れたような場所に着く(10:03)。このコースで一番、気をつけたい場所だが、ロープやハシゴもあるので慎重に登れば大したことはない。4年前に登った時には、ここに長いハシゴがかけてあった。その時もなんだか危ない場所だと思っていたが、その場所が崩れてしまって、迂回路のような形で現在の登山道が整備されているようだ。
 ここからは階段の急な登りが際限なく続くと言って良いだろう。ゆっくりと確実に登りたい。ブナやコナラの木々が中心だが、ときおり奇妙な形をした立山杉も現われる。
 途中、2つのベンチのある休憩場がある(10:18)。ここからは大日岳が一望できる。しかし、急登はさらに続く。写真のような丸太の階段が延々と整備されているのだが、階段が苦手な人には辛いかもしれない。
急登は瀬戸蔵山山頂の間近まで続くと思っておいた方が良いだろう。やがて山頂付近の反射板が見えると間もなく瀬戸蔵山山頂に着く(10:37)。休憩なしだと約40分近く、ハシゴの場所から登り続けなければならない。山頂にはテーブルやベンチが設けられており、休憩するにはもってこいの場所だ。また、ここからは大日岳連山、立山連峰、弥陀ヶ原が一望できる。
7分程度、捕食と飲水休憩をして、大品山へと向かう(10:44)。鍬崎山へと続く稜線上の道になる。瀬戸蔵山を出発して間もなく、一気に2段階に分けるように下る。しばらく細い、木の根がうるさい尾根道を歩く。途中、稜線上の大きな起伏が1つある。やがて大品山への登りが始まる(11:03)。最初は狭く急な登りがあり、その後はだらだらとした登り、山頂近くには急登の階段が2つばかり待ち構えている。そこを登りきると大品山山頂に着く(11:15)。
山頂からは大日岳が正面に見える。また左側に富山市内~富山湾が一望できる。ただ、この季節、大品山の山頂は虫が多い。初春の少し雪が残っている時期か晩秋の時期が良いのかもしれない。顔の周りにやたらと小さな虫がまとわりついてくるので、5分程度の滞在で引き返す。
 瀬戸蔵山に戻ってから(11:49)、湯を沸かしてカップ蕎麦を食べる。ここは大品山と比べると虫が少ない。理由は分からないが。。。その後、来た道を忠実に引き返す。駐車場着が13:21。
  
 所要時間
  往:駐車場から瀬戸蔵山まで;1時間35分、駐車場から大品山まで;2時間12分
  復:大品山から駐車場まで;1時間21分(昼食時間の30分を除く)
 

城ケ平山(446m)、峠山(477m)、ハゲ山(465m)

    いずれも富山市上市町にある山になる。標高こそ400m台と低いが、初冬には良い雪山歩きの道になる。城ケ平山山頂は別名、茗荷谷山(みょうがだにやま)といい、その昔、茗荷谷城があったとされている。山頂は開けて広く富山平野を一望できる。今回の紹介は12月中旬に城ケ平山ま...