2017年6月9日金曜日

大品山(1420m)と瀬戸蔵山(1320m)

 
 戦国時代、富山藩主佐々成政が数百万両の軍用金を埋めたという伝説のある鍬崎山(2089.7m)から富山県でも有数のスキー場、立山山麓スキー場の山頂付近までの稜線上にある山が大品山であり、瀬戸蔵山である。富山市内からみると鍬崎山の前衛になり同定がしづらい。
 2017年冬までは立山山麓スキー場にあるゴンドラの山頂駅から稜線伝いに行けた山々だったが、この冬、ゴンドラの支柱に不具合が見つかり、今年の通年運転は見合わせ、来年以降もひょっとしたらゴンドラ自体も中止になってしまうのではないかという噂すらある。気軽に鍬崎山にアプローチが出来なくなってしまう。
 ゴンドラが利用できない以上、この山稜へのアプローチは限定される。今回は3つある立山山麓スキー場で最も瀬戸蔵山に近い粟巣野スキー場から登ることにした。今回のデータは6月上旬。
 9:02粟巣野スキー場駐車場を出発。駐車場の右端にある道を登る。第一リフトの終点の先に登山道口がある。
龍神(タツガミ)の滝までは木くずなどが道に撒かれており、クッション替わり、滑り止めにもなっている。登山口を登ると直ぐに左へと道をとる。スキー場の傍を登る感じである。やがて157段の階段を登りきると右手下方に百間滑滝の橋が見える。下って行くと橋の上から滑滝の風景が眺められる(9:17)。写真は滑滝にかかる橋。
橋を渡り、川に沿って上流へと登る。やがて龍神の滝の標柱が出て来るが、6月は木々が繁茂して見通しが悪い。もう少し先の展望台のベンチからの眺めが良い(9:33)。
ここからは川から離れて山に入る。すぐに龍神の杉など奇妙な形の杉を見られるコースとそうでないコースに分かれる分岐にでる(9:35)が、どちらを選んでも時間的には大差はない。杉の巨木を見ている分、右手のコースは時間がかかるかもしれない。合流点(9:37)を過ぎると森の中に付けられた登山道をある時は急な階段、ある時は水平道を行くが、次第に急登が続くようになる。
 やがて3つのテーブルとベンチが設置された広場に着く(9:56)。空間は確保されているが6月では見通しは悪い。
 そこを過ぎると間もなく、斜面が崩れたような場所に着く(10:03)。このコースで一番、気をつけたい場所だが、ロープやハシゴもあるので慎重に登れば大したことはない。4年前に登った時には、ここに長いハシゴがかけてあった。その時もなんだか危ない場所だと思っていたが、その場所が崩れてしまって、迂回路のような形で現在の登山道が整備されているようだ。
 ここからは階段の急な登りが際限なく続くと言って良いだろう。ゆっくりと確実に登りたい。ブナやコナラの木々が中心だが、ときおり奇妙な形をした立山杉も現われる。
 途中、2つのベンチのある休憩場がある(10:18)。ここからは大日岳が一望できる。しかし、急登はさらに続く。写真のような丸太の階段が延々と整備されているのだが、階段が苦手な人には辛いかもしれない。
急登は瀬戸蔵山山頂の間近まで続くと思っておいた方が良いだろう。やがて山頂付近の反射板が見えると間もなく瀬戸蔵山山頂に着く(10:37)。休憩なしだと約40分近く、ハシゴの場所から登り続けなければならない。山頂にはテーブルやベンチが設けられており、休憩するにはもってこいの場所だ。また、ここからは大日岳連山、立山連峰、弥陀ヶ原が一望できる。
7分程度、捕食と飲水休憩をして、大品山へと向かう(10:44)。鍬崎山へと続く稜線上の道になる。瀬戸蔵山を出発して間もなく、一気に2段階に分けるように下る。しばらく細い、木の根がうるさい尾根道を歩く。途中、稜線上の大きな起伏が1つある。やがて大品山への登りが始まる(11:03)。最初は狭く急な登りがあり、その後はだらだらとした登り、山頂近くには急登の階段が2つばかり待ち構えている。そこを登りきると大品山山頂に着く(11:15)。
山頂からは大日岳が正面に見える。また左側に富山市内~富山湾が一望できる。ただ、この季節、大品山の山頂は虫が多い。初春の少し雪が残っている時期か晩秋の時期が良いのかもしれない。顔の周りにやたらと小さな虫がまとわりついてくるので、5分程度の滞在で引き返す。
 瀬戸蔵山に戻ってから(11:49)、湯を沸かしてカップ蕎麦を食べる。ここは大品山と比べると虫が少ない。理由は分からないが。。。その後、来た道を忠実に引き返す。駐車場着が13:21。
  
 所要時間
  往:駐車場から瀬戸蔵山まで;1時間35分、駐車場から大品山まで;2時間12分
  復:大品山から駐車場まで;1時間21分(昼食時間の30分を除く)
 

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