2017年8月26日土曜日

槍ヶ岳(3179.5m)とその周辺


   日本で5番目に高い山である。私が登った最高峰は3190mの日本第三位の奥穂高岳までで、富士山も北岳にも登ったことはない。登山口へのアプローチが長いのがその理由だ。槍ヶ岳には4回登頂しているが、槍ケ岳山荘に着いたその日から悪天候で登頂を断念した残念な日も1回あった。

 今回の記録は直近の2011年9月23日、24日の新穂高温泉からのコースになる。この時は4人で行くことになる。私以外は皆、槍ヶ岳は初登山である。一人はF氏、そしてF氏の従兄とF氏の職場の後輩だ。F氏を中心にして、他の三人は互いに初対面という珍しいパーティとなった。

 この時期、新穂高温泉の無料駐車場は満杯で後に戻った坂の上の駐車場に停めなければならない時が多いが、その坂の途中に良いスペースがあったのでそこに車を停めて出発(6:03)。

 有料駐車場手前のトイレのある場所で準備して再出発(6:32)。私が一番年配でペースも野人たち(?)と比べると格段に遅いので、先頭を歩かせてもらう。しばらくは林道を歩くことになる。名付けて右俣林道。最初はショートカットをする登山道もある。牧場を右手に見ながら通過(7:18)。奥穂高岳への登山口を右手に見た先で林道は終わる。白出沢(しらだしさわ)出合という河原に出る(8:00)。遅めの朝食をとってから出発(8:15)。

 右俣谷の川の右手に沿って登山道が続く。次第に傾斜もきつくなってくるが、まだ序の口だ。ちび谷を通過(8:52)、やがて滝谷の避難小屋を通過すると滝谷が出る(9:10)。そこを渡った近くに滝谷の初登攀者の藤木さんのレリーフがある。右手は穂高連峰になり、そこからの谷といくつも出合うことになる。だから、谷からの支流と本流(右俣谷の流れ)の合流するような場所を出合という。

 やがて槍平小屋のある開けた場所にでる(10:03)。ここにはテント場もある。また直進すると槍ヶ岳だが、右折すると南岳(3032.7m)へ向かう急登の登山道もある。今回、我々は直進し、槍ヶ岳を縦走して南岳から今いる場所に下りてくる予定だ。

 休憩後出発(10:15)。ここからは徐々に傾斜がきつくなるが、見通しも良くなってくる。飛騨沢に入ると石屑のような登山道となる。ひたすら我慢の急登が続く。



 この日は途中からガスがかかり、ガスも濃くなり少し雨っぽい感じになり、霰のようにもなる。かつ、この急登にきて私の体調がかなりやばくなる。自分のペースで登ると決めて、他の三人には先に行ってもらうことにした。彼らとは見る見るうちに離されていく。みなF氏の関係者だから、私の眼には皆、野人に見える・・・。ともかく自分のペースで槍ケ岳山荘になんとか辿りつく(14:15)。槍ケ岳山荘は北アルプスでは有数の650人という収容人数を誇る山小屋だが、白馬山荘は収容人数は1200人とさらに大きい。

 先行した3人が手続きを済ませてくれていて、個室が空いていたからと個室に入ることができた。この日は天候も悪いので登頂は明日に回す。しばらく休んでいる内に体調も回復し、その後は4人で飲みながら山談義に花を咲かせる。



   翌朝午前5時に小屋で朝食を済まし、5:30に小屋の前でご来光を迎える。この日は素晴らしい快晴の日だった。小屋の前から富士山も見える。

  槍初登山の3人を連れてきた甲斐があった。その後、槍ヶ岳の山頂へと向かうが、数珠つなぎ状態で、少し進んでは待つという状態。

 昔と違い、山頂直下には登り用と下り用の2つのハシゴが用意されている。やっと山頂に付くが写真撮影も順番待ち状態だった。

  山頂の往復だけで約1時間半を要した(混んでいなけなければ1時間以内には往復できる)。

7:25山荘前を出発。テント場から下り飛騨乗越を通過(7:30)、さらに登り返すとまもなく大喰岳(おおばみだけ:3101m)に着く(7:50)。振り返ると槍が大きい。

  行く先には彼方に穂高連峰が鎮座している。ここからは上下動はあるものの、360度の光景が続く快適な岩場の稜線歩きが始まる。中岳山頂着(8:26;3084m)、ここまで来ると槍が少し遠くに感じる。

 さらに岩稜を縦走し南岳山頂(3032.7m)に着く(9:20)。

 南岳から北穂高岳の間には大キレットという難所がある。私も1993年の比較的若い頃に通過したが、結構スリリングな場所だ。そこを重いテント用のリュックを担いで渡る人もいるのだから驚きだった。

 山頂から少し下った所に南岳小屋がある(9:25)。かつてはここは避難小屋だったが、いつの間にか山小屋となっている。小屋の前で私がコーヒーブレイクの準備をしている間に他の三人は大キレット見物に行く。休憩をした後、大キレット方向とは右折して南岳新道を下る。最初はガレ場の道を下る。ハシゴや木道を下って行くが、稜線上の木道で周囲に立木もないので結構スリリングな場所もある。

  樹林帯の中をジグザグに下っていくと河原にでてやがて槍平小屋に着く(11:46)。

 槍平小屋の屋根には宿泊用の布団が干してあり、従業員がファブリーズを盛んにかけまくっていた。ファブリーズも山小屋では重宝しているのだと感激する。槍平小屋の腰掛けられる所で、昼食。槍ケ岳山荘で作ってもらった弁当だ。

  腹ごしらえも終わり小屋前を出発(12:30)。白出沢出合を通過(13:42)、新穂高温泉の駐車場に着いたのは14:50だった。

 

所要時間 新穂高温泉~槍ケ岳山荘:1日目は7時間43分

     槍ケ岳山荘~南岳山荘(2時間)~新穂高温泉(5時間25分):2日目は7時間25分

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