2017年8月20日日曜日

来拝山(899.3m)


 

  富山県立山町にある山。立山は信仰の山ではあったが、古くは女人禁制の山であった。そのため女性が、かつて立山を拝した山としても知られている。それが山の名前の由来と言われている。麓の芦峅寺には、かつて布橋灌頂会という女人でも立山信仰ができたという儀式があった。今はイベント化されて3年に1回のペースで行事が行われているようだ。

今回は8月20日に南尾根ルートで登った記録である。夏のこの時期の低山登りは虫に悩ませられるので正直言って嫌だが、今年は天候不良で高山へは中々行く気がせず体力維持のための登山だった。

「国立立山青少年自然の家」の手前に道路の両側に駐車スペースがある。「自然の家」に向かって左側の駐車場横に林道のような登山道に入る(9:32)。林道を忠実にたどると正面にトイレの建物が出てくる。その右側にキャンプ場、左側に来拝山登山口の表示があるので左折する(9:36)。


高い背丈の杉林の薄暗い登山道を進む。徐々に急になっていくので我慢の登りだ。少し水平になった頃には周囲はブナ林に変わる(9:43)。やがて南尾根にたどりつく(9:46)。後はひたすら尾根を急登するだけだ。結構に急坂なのでストックは使わない方が良いだろう。自分の手と足を駆使して登った方がよい。やがて大きな岩の中に小さな小石がたくさん埋まっている岩に出くわす(9:52)。これを「凝灰角礫岩(ギョウカイカクレキガン)」と言うらしく溶岩と火山灰が混ざり合って固まったものだという。近くにある立山が火山だった証拠でもある。


さらに急登が続くがハシゴやロープなどが随所にあるので慎重に登れば問題はない。

木に4番の札がかかってある小さな広場を通過(9:56)。さらに登山道を塞ぐような岩が何カ所かあるが慎重に登って行く。やがて大きな岩が二分された場所に出る(10:04)。二分された間をすり抜けるように通過。緩やかな山頂を思わせるように斜度は徐々に緩やかになってくる。最後の岩を登りきる(10:05)と間もなく山頂に着く(10:06)。山頂には三等三角点が設置されている。

夏場は周囲に木々の葉が生い茂り見通しは良くない。3月~4月の頃に登ると立山方向も見通しが良い(写真は2016年3月末)。
 

帰りは反対側に道が付けられている東尾根ルートを城前峠まで下る(10:10)。このルートも急なので適宜ロープや周囲の木の枝につかまりながら慎重に下りて行く。特に山頂付近は粘土質なので滑りやすい。途中で右折する場所がある(10:28)。急な場所というのはえてして崩れやすいと見える。1分ほど歩くと分岐があるが右折、さらに1分も経たない内に、再び分岐にでる。右は大日の森コース、左が城前峠への道だ。後の林道歩きが嫌ならば森の中を歩く大日の森コースを行けばよい。そのコースはさらに二つに分かれるがいずれも林道へと導いてくれる。

今回私は左折、2分も歩かない内に再び大日の森コースが右側に現われるが初志貫徹で直進。やがて城前峠の登山口に出る(10:35)。ここにも車が5台程度止められるスペースがあり、簡易トイレも設置されている。


ここからは舗装された林道をひたすら国立青少年の家に向かって歩くのみである。30分程度歩くと元の登山口の駐車場に着く(10:56)。

所要時間 往:駐車場~山頂 34分       
     復:山頂~城前峠 25分  城前峠~駐車場 21分 

 

【残雪期】

大日の森を残雪期(写真は2012年3月末)に登るのもおもしろい(写真上)。山頂付近は急傾斜だが、なんとかカンジキで登ることができる(写真下)

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