2017年9月6日水曜日

奥穂高岳(3190m)


  奥穂高岳は日本で三番目に標高の高い山である。三番目といっても富士山(3776m)と比べると随分と低い印象はあるが、穂高連峰の山脈としてみると迫力満点の山である。ちなみに二番目に標高の高い北岳は3193mで奥穂高岳と大して変わりはなく、如何に富士山の標高が高いかが分かる。

富山市内から見る立山連峰を3000m級の山波と称するが、3000mを越している山は立山三山と呼ばれる雄山と大汝山の2峰しかない。それに対して、槍ケ岳から奥穂高岳に連なる山脈には3000mを越す山がいくつもあり、正に3000m級の山々と言える。

今回の記録は1993年9月と随分前の話になるが、新穂高温泉から槍ケ岳、大喰岳、中岳、南岳を経て、穂高連峰を縦走した時の記録である。南岳までは既に「槍ケ岳」のところで紹介したので、南岳からの記録としたい。

 9月16日、槍ケ岳山荘を出発(6:10)、南岳(3032.7m)に到着したのが8:10だった。当時の南岳山荘はいわゆる避難小屋と呼ばれていたが通常の山小屋であった。そこから大キレットと呼ばれる稜線を下っていく。(8:35)。写真は南岳から大キレットを望む。

 


鎖やハシゴなどが設けられているが、結構細い場所もあり、いわゆる難所である。ここから北穂高岳までの登山路は、私がこれまで通過した岩場ではもっとも恐怖感をもったところでもあった。なんとか大キレットの底部についてほっとする。写真は大キレット底部から南岳方向を望む。
大キレットの底部は歩きやすいが、行く手にある北穂高岳への登りが、これまで以上に難所だ。
 北穂高岳へ登り始める(10:30)と足場の確保も難しいような危険な場所もある。飛騨泣きという場所らしいが泣いている余裕もない。鎖やボルトなどを頼りに苦行の登りに堪える。

  何とかそこを登りきった付近から大キレットを振り返る(写真)
  間もなく北穂高小屋に到着(12:05)。山頂直下の山小屋で、日本で山頂に一番近い山小屋としても有名だ。夕食にでる肉料理が美味いというので、私はここで一泊することにした。

槍ケ岳山荘から行動を共にしていたY氏(27歳会社員)、M氏(37歳消防署員)と三人で北穂高小屋の前で記念撮影。

 さらに今日中に穂高岳山荘まで行くいうY氏とは別れ、M氏は私と共に北穂高小屋に泊まることになる。北穂高岳山頂(3106m)は小屋のすぐ上にある。山頂から来し方の槍ケ岳を見ると遠く感じる。

 


 
 9月17日、北穂高小屋で朝を迎える。写真は奥が奥穂高岳、手前が涸沢岳。

6:25にM氏と共に小屋を出発。北穂高岳南峰を巻いていくが危ない岩場の道は続く。涸沢槍を過ぎ登山道から少し外れるが涸沢岳山頂(3103.1m)に着く(8:30)。涸沢岳は日本第6位の標高だが周囲が圧倒的な岩稜の山だけにあまり目立たない印象がある。そこから下ること10分程度で奥穂高山荘に着く(8:45)

 奥穂高岳山頂までは山荘から25分程度。山頂から来し方の槍ケ岳を見るとはるかに遠く感じる。

 西穂高岳方面を見ると間近にジャンダルムの岩峰が見える。

 ここで、西穂高岳へと向かうM氏と別れ、私は穂高岳山荘に戻り、さらに白出沢道を下り、白出沢小屋に降り(12:12)、林道を新穂高温泉の登山口へと戻った(13:15)。



 所要時間 第1日目:新穂高温泉-槍ケ岳山荘 7時間15分

      第2日目:槍ケ岳山荘-北穂高小屋 5時間55分

      第3日目:北穂高小屋-新穂高温泉 6時間50分

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